読書記録
夢を見た。 人を撃つ夢だった。 一人は女。 暗闇の中で十字を切っていた。 もう一人は男。 ネオンの黄色い光が下から照らしていた。 二人とも、撃ってくれと、頼んだのだ。 彼女は引き金を引いた。 躊躇なく。 スカイ・クロラシリーズの短編集。 シリーズ本…
飛ぶにも、 生きるにも、 軽い方がいい。 空には、軽いものだけが上がってくる。 自由なものだけが上がってくる。 待ってろ。 また、会おう。 また、踊ろう。 自由に。 美しい空で。 一応この巻で本編は一周しました。 残すは短編集のみ。現実は夢で、夢は現…
知っているんだ。 命がここにあることを。 僕の命も、 君の命も、 全てがここにある。 ここにあった。 墜ちていった奴らの命がさえも、 ここにある。 クリタのおはなし スカイ・クロラに繋がっていく感じ
地上では、死んでいる者たちが、死ぬことを恐れ、 雲に覆われた灰色の空しか見ていない。 希望はない。 死んでいる者たちは、綺麗に死ぬことができないからだ。 そうか……。 僕は、空で死ぬことを望んでいるのだ。 今、それに気がついた。 雲の上にある天国へ…
みんな、踊っている。 違いは、なにもない。 周りには、空気しかない。 なにもない。 命も、死も。 スカイ・クロラシリーズの1巻目。 課題に追われながらも、読み進めると止まらなかった。 このシリーズはこの人の物であることがわかる。シリーズのラスト(…
『ねえ、教えて。貴方の名前は?』 『僕は、誰かではない。ほかの誰でもない。』 夢と現実とが曖昧になっていくお話。 毎度のように、物語に入り込むのに時間がかかったけれど、入って仕舞えばすぐに最後まで進んだ。
僕はまだ子供で、 ときどき、 右手が人を殺す。 その代わり、 誰かの右手が、 僕を殺してくれるだろう。 スカイ・クロラシリーズの最初に発行された本であり、完結編。 「森博嗣っぽい」と思いながら読んでいました。森博嗣自身が「森博嗣の本質に最も近い」…
Vシリーズを読むのは2回目です。 森博嗣はこのシリーズのコンセプトとして、シンプル、シャープ、スパイシィのSSSを掲げています。*1 僕自身、森博嗣のミステリの中では、1番オーソドックスなミステリだと思っています。理由は、事件がちゃんと(?)解決される…
騙された。というより、もはや何が何なのかわからない、という人が多そう。僕も然り。 森博嗣に慣れていない人の感想を知りたい。
Wシリーズ完結。 真賀田四季の描いた世界を最後まで見届けたかった。 世界の流れをルーズな、長期的な視点で見てみたい。
人間とウォーカロンの違いとは。 人工知能の行き着く先とは。
デボウ、メグツシュカ、マイカ、ドリィ、、、百年シリーズに登場した彼ら何者だったのか。 そしてミチルの謎が生まれた(見えていなかっただけ?)。 彼の脳を手に入れた真賀田四季は何をするのか。 彼女は世界の何を見て、何を仕組んだのか。